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口コミ対策

低評価口コミへの正しい対処法 — クリニック院長の心得

メオクリ編集部
低評価口コミへの正しい対処法

低評価口コミは「怖い存在」ではない

まぷこさん
まぷこさん

先生、先日クリニックのGoogle口コミに星1つの低評価がついてしまいました。めっちゃ落ち込んでしまって…。どうしたらいいんでしょう?

メオクリ先生
メオクリ先生

そうか、それは気になりますよね。でも正直なところ、低評価の口コミが1件や2件あること自体は、そんなに珍しいことじゃないんですよ。大切なのは、そこからどう動くかです。

クリニックを運営していると、どれだけ丁寧に診療していても、低評価の口コミが届くことがあります。「こんなに一生懸命やっているのに」と腹立たしくなったり、「もうGoogleの口コミを見たくない」と目を背けたくなる気持ちはよくわかります。

しかし、低評価の口コミへの対応を誤ると、その後の評判に大きく影響します。逆に言えば、適切に対処できれば、低評価の口コミがあったとしても患者さんの信頼を得られることが少なくありません。

ある調査では、否定的な口コミに丁寧に返信しているクリニックを見て「誠実な印象を持った」と答えた人が約70%にのぼるという結果も出ています。

まぷこさん
まぷこさん

えっ、低評価があっても対応次第では信頼される?!それは知らなかったです!

メオクリ先生
メオクリ先生

そうなんですよ。低評価の口コミを見ているのは、書いた人だけじゃないんです。これからクリニックを選ぼうとしている患者さんも見ています。そのときに「この院長、ちゃんと真摯に向き合っているな」と感じてもらえるかどうかが、すごく大事なんですよ。

この記事では、低評価の口コミを受け取ったときの基本的な心構えから、具体的な返信の考え方、削除申請の判断基準、そして口コミを経営改善のヒントとして使う方法まで、順を追って解説します。

まず「受け止める」姿勢が全ての基本

まぷこさん
まぷこさん

低評価の口コミを見たとき、最初にどうすればいいんでしょう?すぐに返信した方がいいのか、少し時間を置いた方がいいのか、迷ってしまいます。

メオクリ先生
メオクリ先生

ここが大事なんですけど、絶対にやってはいけないのが「感情的なまま返信すること」です。腹が立ったその瞬間に「事実と違います」とか「うちではそんな対応はしていません」と書いてしまうと、後で後悔することになります。

低評価の口コミを見た直後は、誰でも感情が動きます。怒り・悲しみ・焦りが混ざり合った状態で文章を書くと、それは必ず文面に出ます。一晩、あるいは数時間でも時間を置いて、落ち着いた状態で返信を考えることが最初のステップです。

時間を置くといっても、遅すぎるのも問題です。口コミから1週間以上経ってから返信があると「やっと気づいたのかな」という印象を与えることがあります。

📌気持ちが落ち着いてから24〜48時間以内に返信するのが目安です。感情が高ぶっているときは一晩おき、冷静な状態で誠実な返信を作りましょう。
💡 ポイント

低評価口コミを受け取ったときの初動:

  1. その場では返信しない — 感情が高ぶっているときは、まず一晩おく
  2. 口コミの内容を冷静に読み直す — 事実に基づいた指摘なのか、感情的な表現なのかを分けて考える
  3. 改善できることはないか考える — 指摘が正当な場合は、まず自分たちの対応を振り返る
  4. 24〜48時間以内に返信する — 落ち着いたら、なるべく早めに誠実な返信を送る

「受け止める」というのは、口コミに書かれたことをすべて正しいと認めることではありません。「この方はこういうご不満を感じたんだな」という事実を受け止めることです。患者さんの感情は本物であり、それを軽視する返信は逆効果になります。

感情的にならない返信の書き方

まぷこさん
まぷこさん

いざ返信を書こうとすると、どう書けばいいか全然わからなくて…。怒っているわけじゃないのに、うまく言葉が出てこないんです。

メオクリ先生
メオクリ先生

返信の構成は、実はシンプルな公式があるんですよ。「感謝→共感・謝罪→改善の意欲→締め」の4ステップです。この順番通りに書くと、自然と誠実な文章になります。

低評価返信の4ステップ構成

低評価の口コミへの返信は、以下の流れで構成するとまとまりやすくなります。

ステップ1: 感謝 まず口コミを書いてくれたことへの感謝から始めます。どんな内容であれ、意見を伝えてくれることは貴重なことです。「このたびはご意見をお聞かせいただきありがとうございます」という一文が自然な入りになります。

ステップ2: 共感・謝罪 「そのようなご不満をお持ちになったこと」や「ご不快をおかけしてしまったこと」に対して謝罪します。ここで注意したいのは、事実かどうかわからない内容に対して「〇〇だったことをお詫びします」と謝罪すると、事実を認めたことになってしまいます。「そのようにお感じになったことに対し」という形で、感情に共感する謝罪を選ぶことが大切です。

ステップ3: 改善の意欲 「今後の改善に活かします」という一言だけでは漠然としています。できれば「院内でスタッフと共有し、対応の改善に取り組みます」「予約の流れを見直す取り組みを進めています」のように、具体的な行動に触れると誠実さが伝わります。ただし、実際にやっていないことを書くのは禁物です。

ステップ4: 締め 「貴重なご意見をありがとうございました」や「またお気軽にお越しください」のような言葉で締めます。低評価の口コミに「またお越しください」と書くのは違和感があると感じる方もいますが、患者さんとの関係を断ち切らない姿勢として自然です。

まぷこさん
まぷこさん

「感情に共感する謝罪」って、そういう違いがあるんですね!それ意識したことなかったです。

メオクリ先生
メオクリ先生

そうなんですよ。法律的な観点からも、事実を認める謝罪と感情への共感は違います。患者さんの気持ちを受け止めながら、事実関係については慎重に、というバランスが大事です。

絶対に書いてはいけないこと

返信に感情が入ると、思わぬ表現が出てしまうことがあります。以下のような表現は、読んでいる第三者に「院長が患者に言い訳をしている」「患者の声を軽く見ている」という印象を与えるため注意が必要です。

⚠️ 注意

低評価返信のNG表現:

  • 「しかし」「ですが」などの逆接でいきなり反論 — 「申し訳ありません。しかしうちではそのような対応はしておりません」は、謝罪の直後に反論しているように映る
  • 「他の患者さんはご満足いただいています」 — 不満を持った患者さんの感情を否定する表現。絶対に使わない
  • 「ご来院いただいた記録がございません」 — 事実確認のつもりでも、疑いをかけているように受け取られやすい
  • 事実を断言する表現 — 「スタッフがそのような言い方をするはずがありません」など。真実であっても第三者には一方的に映る

事実と異なる口コミへの対応は特に難しいところです。どうしても事実を伝えたい場合は、逆接を使わずに別の段落として書きます

「当院では〇〇に取り組んでおりますが、今回ご満足いただけなかったとすれば、まだ改善の余地があると受け止めています」という表現が、反論に聞こえにくく、誠実さも伝わる書き方です。

Googleへの削除申請、判断基準はここ

まぷこさん
まぷこさん

低評価の口コミって、削除してもらうことはできないんでしょうか?明らかに事実と違うこともあって…。

メオクリ先生
メオクリ先生

実はね、削除できる場合と、できない場合があります。Googleは口コミのポリシーを定めていて、それに違反している投稿は削除申請ができます。ただし、「自分が気に入らない口コミ」は削除できません。ここをはっきり区別して考えることが必要です。

Googleが削除対象と定めているのは、ポリシーに違反した口コミです。代表的なケースを挙げると、スパムや虚偽のコンテンツ(実際には来院していないのに書かれた口コミ、競合クリニックからの嫌がらせなど)、不適切なコンテンツ(差別的・暴力的・性的な表現)、特定の個人を標的にした内容などが該当します。

一方、削除が認められないケースとしては、単に評価が低い、自分の記憶や認識と違う内容などが挙げられます。誇張が含まれていても完全な虚偽とは言い切れない内容も、削除対象にはなりません。

💡 ポイント

削除申請の判断フロー:

  1. Googleのポリシーに違反しているか確認する — スパム・虚偽・不適切コンテンツ・個人攻撃のいずれかに該当するか
  2. 該当するなら申請する — Googleビジネスプロフィールの管理画面から「不適切なコンテンツを報告」
  3. 審査には時間がかかることを理解する — 数日〜数週間かかることがあり、必ず削除されるとは限らない
  4. 申請中も返信をする — 削除が通るかどうかに関わらず、第三者が見えている期間は誠実な返信を入れておく
まぷこさん
まぷこさん

申請しても削除されないこともあるんですか。それって、どうすればいいんでしょう…。

メオクリ先生
メオクリ先生

うーん、正直、削除申請が通らないことは少なくないんですよね。そういう場合は、誠実な返信をつけることで第三者の印象をカバーする、というアプローチになります。「低評価1件」よりも「低評価1件に丁寧な返信がついている」の方が、読んでいる人の印象はずっと違いますから。

削除申請の詳しいプロセスとポリシーの内容については、以下の記事で解説しています。

Google口コミのポリシー完全ガイド|医療機関が守るべきルールと違反事例
削除申請の基準となるGoogleのポリシーを医療機関向けに解説。違反事例と対処法をまとめています。

口コミを「経営改善のヒント」として使う

まぷこさん
まぷこさん

先生って、低評価の口コミを受けたとき、どう考えるようになったんですか?最初からそんなに冷静でいられたんでしょうか。

メオクリ先生
メオクリ先生

最初は全然そうじゃなかったですよ!うちのクリニックも開業して数年は、低評価の口コミが来るたびに落ち込んでいました。でも、あるとき「この口コミって、患者アンケートの代わりになるな」って気づいたんです。それから見え方が変わりました。

低評価の口コミを「批判」として受け取るのではなく、「患者さんが直接教えてくれたフィードバック」として読み直すと、改善のヒントが見えることがあります。

患者満足度調査のアンケートは、どうしても好意的な回答に偏りがちです。正面切って「何が不満でしたか」と聞かれても、なかなか本音を書きにくいものです。

✍️Googleの口コミは匿名性が高く、不満を感じたときに書かれることが多いため、むしろ「本音」が出やすい媒体とも言えます。同じ内容の不満が複数の口コミから出てきたとすれば、それは無視できない課題のサインです。
たとえば「待ち時間」についての指摘が複数の口コミから出てきたとすれば、それは無視できない課題です。「受付スタッフの対応」に関する指摘が重なっていれば、接遇研修の必要性を示すシグナルかもしれません。

まぷこさん
まぷこさん

そう考えると、低評価の口コミって貴重な情報源ですね。たしかにアンケートじゃ出てこない内容が書いてある気がします。

メオクリ先生
メオクリ先生

そうなんですよ。月に一度でいいので、口コミを振り返って「どんな指摘が多いか」を集計してみてください。同じ内容の不満が繰り返し出てくるなら、そこは明確に改善が必要なポイントです。逆に、ある改善をしてから同種の不満が減ったなら、それが効果の証拠にもなります。

口コミを経営に活かすにあたって注意したいのは、1件の低評価だけを見て大きな判断をしないことです。1人の患者さんがたまたま体調不良の日に来院してイライラしていた、というケースもあります。

傾向を見るためには、ある程度の期間と件数が必要です。月次で集計して、同じテーマの口コミが3件以上あれば課題として扱う、という目安が実用的です。

ℹ️ 補足

メオクリでは、患者さんの声を継続的に集める仕組みとして、QRコードアンケートからAI口コミ生成・投稿補助まで一連のフローを提供しています。低評価の口コミだけを見るのではなく、日常的に患者の声を集めることで全体的な傾向把握もしやすくなります。

まとめ

メオクリ先生
メオクリ先生

今日の話をまとめますね。低評価の口コミは怖くないし、むしろ活用できる。そういう視点で向き合えるようになると、口コミのことがだいぶ楽になると思いますよ。

低評価口コミへの対処、まとめ:

📋 この記事のポイント

まず時間を置いてから返信する — 感情が高ぶった状態での返信は逆効果。一晩おいて冷静になってから
返信は「感謝→共感・謝罪→改善の意欲→締め」の4ステップ — この構成で書くと、誠実さが自然に伝わる文章になる
事実への謝罪と感情への共感は分けて考える — 「そのようにお感じになったこと」への共感は、事実の認定とは異なる
削除申請はポリシー違反のみ — Googleのポリシーに照らして判断する。通らなくても誠実な返信でカバーできる
繰り返し出る指摘を改善のヒントとして使う — 低評価口コミは患者さんの本音。月次で集計して傾向を見る
クリニックのGoogle口コミ返信テンプレート集|好印象を与える返信の書き方
低評価・高評価それぞれの返信テンプレートと、場面別の書き方のコツを具体例つきで解説します。
まぷこさん
まぷこさん

ありがとうございます!低評価の口コミって「消えてほしい」って思っていたんですけど、返信の仕方と向き合い方が変わりそうです。まずは今ついている口コミに返信してみます!

メオクリ先生
メオクリ先生

そうそう、その一歩が大事!完璧な返信じゃなくてもいいんですよ。まず誠実に向き合う姿勢を見せることが、何よりのアピールになります。焦らず続けていきましょう。

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