薬局の口コミは「接客の質」で大きく変わる

先生、うちの薬局ってGoogleマップの口コミが全然増えなくて…。どうすれば増えるんでしょうか?

口コミを増やすには、まず「口コミを書きたくなる体験」を作ることが大切です。薬局の場合、服薬指導の丁寧さ・待ち時間への配慮・OTC相談の対応の3つが、高評価につながる接客ポイントです。
薬局はコンビニや飲食店と違い、患者さんが「また来たい」と思って選ぶ場所ではありません。しかし、だからこそ「ここの薬剤師さんは親切で丁寧だった」という体験が口コミに残りやすいのです。
Googleマップの口コミ調査によると、薬局に関する好意的な口コミの約70%は「説明がわかりやすかった」「待ち時間を教えてくれた」「親身に相談に乗ってくれた」といった接客面への評価が占めています。
つまり、薬の品揃えや立地よりも、日々の接客の積み重ねが口コミの差につながっているのです。

えっ、口コミってそんなに接客で決まるんですか!薬の品揃えとか価格より大事なんですね。

そうなんです。患者さんが「わざわざ書こう」と思うのは、感情が動いたときです。特に薬局では、不安を安心に変えてくれた体験が口コミの動機になりやすいです。
服薬指導で口コミ評価を上げる3つのコツ

服薬指導で気をつけることって、具体的にどんなことでしょう?

大切なのは「情報を伝えること」より「患者さんが安心できること」です。3つのポイントを意識してみてください。
服薬指導で高評価を得る3つのポイント:
- 薬の目的と副作用を「患者さんの言葉」で説明する
- 「何かわからないことはありますか?」と必ず一言添える
- お薬手帳を見ながら相互作用リスクを確認する姿勢を見せる
「専門用語を使わない」説明が好評を呼ぶ
薬剤師にとっては当然の知識でも、患者さんにとっては初耳の言葉がたくさんあります。「この薬はβ遮断薬なので…」と説明しても、多くの患者さんはピンときません。「この薬は心臓の働きをゆっくり安定させるお薬です。急に飲むのをやめると心臓に負担がかかることがあるので、自己判断で中止しないようにしてください」と伝えると、患者さんは意味を理解でき、安心感を持てます。
口コミに「説明がわかりやすかった」と書かれる薬局は、このような平易な言葉への置き換えが習慣になっています。
「質問を促す一言」が信頼感を生む
服薬指導の最後に「何かご不明な点はありますか?」と聞くだけで、患者さんの印象は大きく変わります。実際に聞かれなかった場合、患者さんは「聞きたかったけど言い出せなかった」という不完全燃焼感を持つことがあります。
一方、声をかけられた患者さんは「親切にしてもらった」と感じ、それが口コミへとつながります。忙しい時間帯でも投薬カウンターでこの一言を習慣にするだけで、評価は変わります。

あー、なるほど!「何かありますか?」の一言ってそんなに大事なんですね。これなら今日からできます!

そうです!小さな一言が患者さんの記憶に残り、口コミになることがよくあります。ぜひ全スタッフで習慣にしてみてください。
待ち時間への配慮が「不満口コミ」を防ぐ

待ち時間が長いと悪い口コミが来そうで怖くて…。何か対策できることってありますか?

待ち時間自体はなかなかゼロにできませんよね。ただ、口コミでの不満の多くは「長く待たされた」ことより「何も教えてもらえなかった」ことへの不満なんです。
患者さんが口コミに「待ち時間が長い」と書く主な理由は、実は「見通しが立たなかった」という点にあります。「あと15分ほどかかります」と伝えられれば、患者さんはスマートフォンを見たり外で待ったりと対応できます。
しかし何も言われないまま待つと、5分でも長く感じ、不満が蓄積します。
待ち時間対策の3ステップ:
- 受付時に「現在〇〇分ほどお待ちいただいています」と伝える
- 混雑時は定期的にカウンターで進捗を案内する
- 待合スペースに処方箋受付番号の目安表示を設置する
「お待たせしました」の一言が評価を変える
薬の準備ができたとき、「○○さん、お待たせいたしました」と名前を呼んで感謝を伝える姿勢も重要です。これは患者さんに「自分のことを気にかけてくれていた」という印象を与えます。
特に高齢の患者さんや子連れで待っているご家族には、目を合わせて「もう少しお待ちください」と一声かけるだけで、不満が軽減されます。
口コミに「待ったけど丁寧に対応してくれた」と書かれる薬局は、このような小さな配慮が積み重なっています。不満を共感に変えるひと声を全スタッフで意識しましょう。

えー!「待たせた」ことより「何も言わなかった」ことへの不満が多いなんて、全然知りませんでした!

そうなんです。待ち時間は患者さんが感じる不安の時間でもあります。こまめなひと声が不満を共感に変える鍵です。
OTC相談への対応が「かかりつけ薬局」評価を生む

OTC(市販薬)の相談って、処方箋のないお客さんへの対応ですよね。これも口コミに影響するんですか?

実は大きく影響します!OTC相談への対応は、他の薬局との差別化ポイントになりやすく、「かかりつけ薬局」として選んでもらえるかどうかに直結します。
OTC(Over The Counter、処方箋なしで購入できる市販薬)の相談に来る患者さんは、症状への不安を抱えてカウンターに来ています。
「これを飲んでおけばいいですよ」とすぐに薬を渡すのではなく、症状の経緯を聞いて適切な薬を提案できる薬局は、高い評価を受けます。
受診勧奨も「信頼の証」になる
場合によっては「市販薬より早めに受診したほうがよいかもしれません」と受診勧奨することも大切です。一見すると売上につながらない行動に見えますが、患者さんから見れば「この薬局は本当のことを言ってくれた」という信頼感に変わります。
実際、「薬剤師さんに相談したら、ちゃんと病院に行くよう勧めてくれた」という口コミは、薬局への強い信頼を示す評価として多く見られます。
OTC相談で避けるべきNG対応:
- 症状を聞かずに「これでいいと思いますよ」と渡す
- 受診が必要なサインを見逃して市販薬だけ勧める
- 「うちでは処方薬しか扱っていないので…」と相談を断る
まとめ

今日お話しした接客ポイントをまとめますね。どれも今日から実践できることばかりです。
薬局の口コミで高評価を得るために大切なポイントは以下の3つです。
📋 この記事のポイント
口コミを増やすためだけに特別なことをする必要はありません。
日々の接客の質を高め、患者さんが「また来たい」「この薬局に来てよかった」と感じる体験を積み重ねることが、自然な口コミ増加への近道です。

ありがとうございます!まずは「何かご不明な点は?」の一言から始めてみます!

ぜひ!小さな一言から始めて、徐々にチーム全体の接客を育てていきましょう。患者さんの笑顔が増えれば、口コミも自然についてきます。

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