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運用ガイドSTEP 2

誰がいつ渡す?— 役割分担とゴールデンタイムの見つけ方

メオクリ編集部
こんな方へ:院長施術師看護師受付
クリニックの患者導線にそって、施術直後と会計時に口コミを依頼する様子

同じ言葉でも、渡す人とタイミングで結果が変わる

まぷこさん
まぷこさん

声かけの台本は用意したんですけど、それでも書いてもらえる日とそうでない日があって…。言い方は同じはずなのに、なんでだろうって。

メオクリ先生
メオクリ先生

それ、すごくいいところに気づきましたね。実はね、同じ言葉でも誰が・いつ渡すかで結果はガラッと変わるんです。

口コミ依頼を「どう頼むか(言い方)」で工夫する話は、別の記事でたっぷり扱いました。でも現場で見ていると、言い方をそろえても伸びる院とそうでない院があります。その差を生んでいるのが、渡す人(誰が)渡す瞬間(いつ)です。

この記事は、職種ごとの役割分担と、患者さんの気持ちが一番ほぐれている「ゴールデンタイム」の見つけ方に絞ってお話しします。言い方の台本とあわせて使うと、効きがぐっと上がります。

ℹ️ 補足

この記事は「誰が・いつ」の深掘りです。具体的な声かけの言い回し(どう頼むか)は、こちらの記事にまとめています。あわせて読むと現場で動きやすくなります。

断られない頼み方 — そのまま使える口コミ声かけトーク集
職種別・シーン別の声かけ台本集。「どう頼むか」はこちらでカバーしています。

「誰が渡すか」— 職種ごとに役割を分ける

まぷこさん
まぷこさん

うちは受付が会計のときに渡してるんですけど、それでいいんでしょうか?全部受付任せになっちゃってて…。

メオクリ先生
メオクリ先生

受付だけに任せるのは、実はもったいないんです。患者さんの満足度が一番高いのは、たいてい診察や施術の直後。そこにいるのは受付じゃないですよね。

口コミ依頼は「受付の仕事」になりがちですが、それだと一番効くタイミングを逃します。大事なのは、患者さんと接する全員が自分の持ち場で役割を持つこと。職種ごとに分けると、こうなります。

職種別の役割分担図。医師・看護師・施術師・受付がそれぞれの持ち場で口コミ依頼にどう関わるかを示した図

医師・院長 — 「きっかけ」をつくる

医師から「書いてください」と直接言うと、立場上どうしても圧になります。医師の役割はお願いそのものではなく、満足度を最高に高めて、受付にバトンを渡すこと。「お大事に。受付でご案内がありますよ」の一言で十分です。

看護師・施術師 — 「本人」が頼む一番の適任者

処置や施術をした本人が頼むのが、もっとも反応がいいパターンです。「少しでも楽になっていたら嬉しいです」という言葉は、担当した人だからこそ自然に言えます。痛みが和らいだ直後は、感謝の気持ちが一番大きい瞬間でもあります。

受付 — 「最後のひと押し」と取りこぼし防止

受付は、診察・施術で温まった気持ちを会計でもう一度後押しする役割です。前の工程で誰も声をかけられなかった患者さんを拾う、最後のセーフティネットでもあります。

📌

役割分担のコツ: 全員が同じことをするのではなく、「医師=きっかけ」「担当者=本命のお願い」「受付=ひと押しと取りこぼし防止」と役割をずらすと、患者さんは無理なく投稿まで進みやすくなります。

「いつ渡すか」— ゴールデンタイムを見つける

まぷこさん
まぷこさん

タイミングってそんなに大事なんですか?渡せるときに渡せばいいのかと思ってました。

メオクリ先生
メオクリ先生

ここがいちばん差が出るところなんですよ。患者さんの満足度って、来院中ずっと一定じゃなくて、山と谷があるんです。山のてっぺんで渡すのがコツです。

患者さんの気持ちは、来院から帰宅まで一定ではありません。長い待ち時間で下がり、症状が和らいだり丁寧な説明を受けたりして上がります。この満足度の山のてっぺんがゴールデンタイムです。

患者導線にそった満足度の波の図。受付・待ち時間で下がり、診察・施術直後と会計時に山が来ることを示したタイムライン

山①:診察・施術の直後

「痛みが引いた」「不安が晴れた」と感じた瞬間が、最大の山です。患者さんが「ありがとう」「楽になりました」と口にしたら、それは絶好の合図。ここで担当者本人が頼むのが、もっとも投稿につながります。

山②:会計でお礼を伝えるとき

会計は患者さんと最後に向き合う場面です。「今日はありがとうございました」のお礼に続けて、自然にお願いできます。診察直後に渡しそびれても、ここで拾えます。

谷:待ち時間が長いとき・体調がつらいとき

逆に避けたいのが、待たされて疲れているときや、体調がつらそうなときです。ここで頼むと「こんなときに?」という印象になり、院全体の印象まで下げかねません。

⚠️ 注意

ゴールデンタイムは「渡せるとき」ではなく「患者さんの気持ちが上向いているとき」です。スタッフの都合で谷のタイミングに渡すと、断られるだけでなく院の印象も損ないます。山を待つ余裕を持ちましょう。

職種をまたぐ「バトン」をつなぐ

まぷこさん
まぷこさん

役割を分けると、逆に「誰も渡してない」みたいなことも起きそうで心配です…。

メオクリ先生
メオクリ先生

鋭いですね。役割を分けるときに大事なのがバトンの受け渡し。前の人が「渡したか」を次の人に伝える仕組みがあると、取りこぼしが減ります。

役割分担の落とし穴は「全員が、誰かが渡しただろうと思って渡さない」状態です。これを防ぐには、診察・施術の担当者が依頼できたかどうかを、会計の受付に引き継ぐ小さな合図を決めておきます。

たとえば、メオクリのQRカードや問診票に「お渡し済み」のチェック欄を一つ作っておくだけでも違います。受付はそれを見て、まだなら会計で声をかける、もう渡してあれば重ねて頼まない、と判断できます。同じ患者さんに二度三度頼まないためにも、この引き継ぎは効きます。

✍️

うちのクリニックでは、施術担当が声をかけられた患者さんのカードに小さくチェックを入れて受付に回す、というルールにしました。これだけで「誰も渡していない」も「何度も頼んでしまう」も、両方ぐっと減りました。

自院の導線に当てはめてみる

まぷこさん
まぷこさん

うちの場合はどこが山になるのか、ちゃんと考えたことなかったです。

メオクリ先生
メオクリ先生

そこを一度みんなで話してみるといいですよ。院によって導線が違うので、自院のゴールデンタイムは自分たちで見つけるのが一番です。

職種も導線も院ごとに違います。この記事の型をそのまま当てはめるのではなく、自院の流れに沿って「誰が・いつ」を一度決めてみてください。下のチェックリストを、朝礼やミーティングのたたき台にどうぞ。

今日のチェックリスト:

  • 自院で患者さんの満足度が一番高まる瞬間はどこか、洗い出したか
  • その瞬間にいるスタッフ(誰が)を決めたか
  • 医師=きっかけ/担当者=本命/受付=ひと押し、の役割分担を共有したか
  • 「渡したかどうか」を次の工程に引き継ぐ合図を決めたか
  • 待ち時間が長いなどの「谷」を、頼まない時間帯として共有したか

まとめ

メオクリ先生
メオクリ先生

今日のポイントをまとめますね。役割と時間を整えるだけで、数字は動きます。

📋 この記事のポイント

結果を決めるのは「誰が・いつ」 — 言い方が同じでも、人とタイミングで変わる
医師はきっかけ役 — 直接頼まず、満足度を高めて受付にバトンを渡す
担当者が本命 — 処置・施術をした本人のお願いが一番効く
受付はひと押しと取りこぼし防止 — 会計で最後にもう一度後押し
ゴールデンタイムは満足度の山 — 施術直後と会計時。待ち時間の谷は避ける
バトンを引き継ぐ — 「渡したか」を次の工程に伝えて、取りこぼしと重複を防ぐ
まぷこさん
まぷこさん

まずはうちの「山」がどこか、明日みんなで話してみます!受付だけに任せてたのを変えられそうです。

メオクリ先生
メオクリ先生

いいですね。役割が決まると、一人ひとりの負担はむしろ軽くなりますよ。チームで分け合っていきましょう。

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